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  • 執筆者の写真bricolage-h

Coppelia

『Coppélia, ou la Fille aux yeux d'émail』

寂しい老人が若くて美しい少女の人形を作りました。この娘が人間だったらいいのに。人形と知らず恋をしてしまった男。男の魂を人形に移そうとする老人。そして男の境地を救おうと人形に扮装する彼女。


今回の新作は、人形に扮した心穏やかではないであろう彼女と、背景には人形を壊された事に気付く前の老人作家、物悲しさの象徴として春風の中の桜を描きました。彼女の服には、彼氏の名「FRANTZ」を縫込み、救いようのないモヤモヤが残ります。


興味のある方は、コッペリアのあらすじを調べてみて下さい。でもね。造り手がどれだけ想いを乗せても、鑑賞者は自由な解釈をするものです。もう直感で「好き」か「嫌い」かで良いと思っております。当然モチーフがあり、だから題名があるのですが、見る側には「それがどうした」と思われても良いと思っております。

コッペリアの絵を描くのは20年振りです。当時は都内オークションへの出典でした。懐かしいなぁ。


2023年のCoppeliaを、是非Gallery SIACCAでご鑑賞下さい。

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